トランス巻教材として巻いたトランスの1次電圧対1次電流と1次電圧対2次電圧の特性を測定しました。1次電圧100V時に 113V設計の2次電圧は121V、1次励磁電流は22.3mAとなりました。2次巻線は約6%の巻増しをしているので無負荷ではこの位で正常です。また、励磁電流も130Vまでは直線に増加して、値も十分小さいので特に問題はないと判断しました。これで、トランス巻講習会の1次巻線仕様は今回のものに決定します。(0.55mmUEW 543回を5層で巻く)2次巻線仕様は、1次巻線との比に巻足し6%を加えた回数でOKです。線材の太さはオヤイデのパンフレットに載っている表が役立ちます。
1次2次の巻き線抵抗値はどんなものでしょうか。ラッシュカレントの大体の予想値がわかると思いますので。
オヤイデさんのパンフレットの電線は1種のですから、2種では仕上がりはこれよりやや細く成ります。その為巻いた結果収まり切らない恐れが少なく成りそう・・・。一例ですが 0.55φの1種は0.620 2種は0.592です。オヤイデさんの在庫はPEWが1種 UEWが2種のようです。
K.ameさん ご指摘ありがとうございます。今回の計算は0.55mmUEWの最大径0.592mmで計算しています。オヤイデの表を安易にコピーしたのが間違いでした。ちなみに、0.55mmUEWをボビンいっぱいに巻くと110回〜111回巻けます。また、今回の1次巻線の抵抗値は2.846Ω(2巻線パラ)、2次巻線 7.83Ω(片側巻線)でした。