と、レイヤー巻きのその差はどこからくるのでしょうか?確かにボビン巻きで層間紙なしで巻いていくと、だんだん乱れてきて、とくにフランジ辺は収拾がつかない状況になったりするので、怪しくなったらトレーシングペーパーを挟んで巻いていました。レイヤー巻きも何かでやってみようとは思っていますが。 いずれにせよ、まだこの2個がどの程度違っているのかわかっておりません。
ボビン巻きでは最下層しか整列巻きにならず、巻き重ねるごとに巻き乱れがひどくなることはご経験済みだと思います。電線が細くてターン数の多い、真空管アンプ用OPTの一次側巻線などは、ガラ巻きといって整列に巻くことにはあまり頓着せずに平らに巻くことだけに留意して巻くことになりますので、巻線の状態が、個体によってバラバラになります。その結果、得られる高域のF特のばらつきも大きくなります。これに対してレイヤー巻きは一層ごとに層間紙を入れますので、下層巻線の影響が少ないので腕前次第でかなり整列に巻くことが可能です。このため、巻き巾いっぱいに整列巻きする設計であれば、個体のばらつきがボビン巻きよりも小さくなるように思います。
そういうことですか?整列状態で変わってくるということですね。なるだけ整列するようにまきましたので、多分80〜90%くらいはそうなっていると思います。電動で定速で巻いたほうが整列し易いようでした。もちろん、目で追える位の速度でないといけませんので、分間12〜13回程度の低速でもあります。http://www.turneraudio.com.au/output-trans-winding.htmlにあるような分間300回なんて、どうやって巻いているんでしょうかね?やっぱり、ガラ巻きというものでしょうか。 もう少し線の供給源を離すことができれば私も、もうちょい早く、整列し易くできそうなのですが、狭くて何ともなりません。
私も ボビン巻き の経験はあります。10年後とは言いませんが、数年後の結果を期待しています。