これまでPhantom電源対応のマイクをいくつか作ってきましたが、ふと思いついてカスコード回路にしたらどうか、ということで、レコーダー側につけるゲート接地のアダプタを作ってみました。 回路部品は総数8個、ゲート抵抗とコンデンサを除けば5個です。 これならディスクリート部品でもコネクタに組み込めそう、ということで作ってみました。 まぁ素晴らしい、空中配線です。 初期に作った 2SK879 のソース抵抗なしバージョンのマイクを繋いだ時の電圧を測定したところ、図のような感じでした。 Phantom電源が 24 V でも動作している、ということでしたので 30 V 以上あれば十分動作可能と思います。 外見は延長ケーブルと同じですが、中身は一味違う、ってね。
ということで、効果を調べてみました。 マイクとレコーダーの間に 50 m 程度の長いケーブルを繋いで、アダプターの有無でf特がどう違うかを調べました。 で、やってみるとアダプタの効果絶大です。 普通はケーブル長は数 m なのであまり問題無さそうですが、ケーブルが長くなる場合はアダプターを繋いだ方が良さそうです。