マイクの出力インピーダンスは250Ωぐらいのものと600Ωのものがある。最近のものは250Ωが多い。マイクケーブルにはストレーキャパシティがあり100m、200mと伸ばすとこのストレーキャパシティの影響で10000HZ以上の高音部が低下してくる。600Ωマイクではおおよそ150m、250Ωのマイクでは300mぐらいまでが限度の目安である。 参考 一つの唄マイクを PA、モニター、レコーディング、放送、などへ分けることがあり、大きいホールだと総延長が300mを軽く超えてしまう
ソニーのコンデンサーマイクの出力トランスは押しなべて70−100KHzに+10db位のピークがあります。にしかわさんのお話のように100m以上マイクコードを延ばすとストレーキャパシティの関係で高域が低下するのでその補償のようですね。
出力トランス、70−100KHzにピークが存在。これは20khzまで帯域を広げた殆どのライントランスで起こるようです。1次2次側ともキチンとマッチングすれば無くなると思いますが、マイクでは両側ともマッチングしない状態で使用するため大体生じています。ただ 特別な設計のカプセル以外、20khz以上の信号には感度がありませんから問題も起こりませんね。そして業務用音声MIXerは帯域外の20khz以上について、外来電波や発振などのトラブルを避けるためダラダラ下がりに設計されています。仕事をする人達もまったく気していませんよ。