これまでの実験で、オール12JF5でスーパーラジオを作るには、局発漏れ防止のRFバッファが必要で、さらにIFカソフォロバッファによりIF発振を防止できることがわかりました。実験機ではRFおよびIFバッファにそれぞれMT管、サブミニ管を使用していましたが、この実験機をいったん解体してシャーシに12JF5用ソケット穴を追加し、RF-周変−IFバッファ−IFアンプの4球を12JF5でやってみました。写真の右奥のジュース缶シールドケース内がRF、その手前が周波数変換、シールドなして2本並んでいる右側がIFバッファ、左側がIFアンプです。検波はゲルマニュームダイオード、そしてシャーシ内にサブミニ管5744によるAFアンプがあり、パワー管は6AQ5です。結果は良好で、以前のオール12JF5並三ラジオなどの実験結果と総合すると、オール12JF5(7〜8球)で標準型5球スーパーと同等の性能のラジオが作れることがわかりました。次は、IFバッファをAFアンプと兼用する、いわゆるリフレックス方式の実験をする予定です。
おひさしぶりです。 IF アンプの G 入力インピーダンスが低ければ、Cgp による PFB が軽減され発振防止、タップダウンなしのローインピ化ですね。 カンニングするなら FET のソースフォロワでもよさそうですね。 リフレックスでは、G2/P を RF 的にグランドに落とした「カソフォロの残り」を AF アンプに利用するのでしょうか。 そのほか一括して IF/AF アンプしたり、AF は出力管動作してしまうリフレックスもあり得ますね。
コメントありがとうございます。今考えているリフレックスのやり方は、@カソード負荷を抵抗からRFチョークに変更することにより、カソードをAF的に接地する。AプレートにAF用負荷抵抗を入れ、RF的(IF的?)にはCにて接地。BG2はAF的にもRF的にも接地し、DC電圧のみを加える。CAF入力はIFTのグランド側に挿入したRに加える。IF成分はCにてバイパス。というものです。これでIFに対しては3極管動作のカソードフォロワ、AFに対しては4極管動作のプレートフォロワとして働かせようというもくろみです。
カソフォロ機能は IF だけに適用し、AF は電圧増幅機能ですね。 RF チョークの特性 (抵抗分など) の AF 増幅への影響を極力回避したいです。 プレートにも IF 成分が堂々と現れ、大きい C 一発でバイパスしたいけど、ハイ落ちも・・・π型がよいかもしれません。 IF にも AVC するならカソフォロ出力を C/R 結合して増幅段に入力しますか。