電気が専門ではありませんが、素人の思い付きで2種類のプリアンプを制作してみました。基本的に大きなノイズ発生源がないので静かなプリアンプです。1.トロイダルコア+ソースフォロワ式2段増幅プリアンプ トロイダルコア FT−50−77に4本の撚り線を7回巻きして、1:3の昇圧用入力トランスとして使用しました。 出力インピーダンスを下げるため後ろにFETのソースフォロワを加え、これを2段構成にして9倍プリアンプとしました。 最初は3段構成でしたが、オバケが発生するので2段に変更しました。 昇圧用入力トランスの接続は2段共に反転出力にしないと発振します(プリアンプでは発振しませんが、前段のループアンテナまで 信号が逆走して発振するようです)2.同調式、2バンド低雑音プリアンプ ダストコア T−68−2(3MHz〜15MHz) ダストコア T−50−2(5MHz〜22MHz)を同調コイルに使用+ソースフォロワで同調式2バンドプリアンプ詳細は拙HP http://www.eonet.ne.jp/~doi/を参照ください。
影山さん設計のΔLOOP7+同調式2バンドプリアンプの組合せでは、ゲインが周波数によって大きく変化しますが全般的には受信機Sメータ目盛りででS2〜S3アップします(ノイズの増加は感じられません)。放送バンドによっては最大S6アップします(ノイズの増加は感じられません)。バリキャップダイオードの容量の少ない部分では、ΔLOOP7とうまく共振しているようです。ただし、発振状態にはなく安定しています。間に2段増幅プリアンプを入れるとΔLOOP7との共振が停止してS2〜S3アップに変化します。