Andy Sugahara さん こんにちは。出力と整流の 117P とは 117P7-GT ですね。 そのコイルを使って 12SK7 等の RF amp にて高一になりますね。ただし、コイルどうしを離すか、一方をシールドするか、直角にするかしないと発振するかもしれません。再生検波にするなら、検波コイルに 10回巻き程度のタップを立てるか、別に巻くかして、それを 5kΩ程度のポテンショメータの両端にいれ、スライダーを検波管のカソードにつなげれば、加減ができましょう。高一への改造、楽しみにお待ちします。
うださん、コメント有難う御座います。真空管の名前を間違えていました。ご指摘の通り117P7−GTが正しい名前です。これと似た117N7もありますが僅かPの方が出力が大きいとなっていましたのでPを使いました。さて、高1のコイルですが、プレート側は単に500回位巻けばRFチョークになりますか?或いは同調コイルの真ん中辺りにタップを出して高周波増幅のプレートからCでつなぐ方法もありますが、それでも高周波増幅のプレートに4mH等を入れることになり手間は同じ様なものになります。何せ当地では殆ど真空管用の部品は全て自作になります。楽しみでもあるわけですが。
> 単に500回位巻けばRFチョークになりますか? 直径にもよりますが、大体予定の値です。 Lが足りないとストレーCとで構成する共振周波数が受信周波数の範囲に入って、その近辺の感度が異常に上がったり発振したりしますから、要注意です。 タップを立てずに、チョークから微少Cにて検波コイルのホット側に結合する方法もありますが、低い周波数での結合が少なくゲインがとれません。 またタップを立てたばあい、チョークと結合Cとタップの関係で特定の周波数に同調したりやや複雑です。 低いタップでは、受信周波数に影響しないけれど巻き数の少ないローインピーダンス型結合コイルと同様、低い周波数での結合が少なくゲインがありません。 そこで、チョークを検波コイルの中にスッポリ入る様に巻くか、検波コイルが中にスッポリ入る様に巻いて、誘導結合させれば低い周波数端のゲインもとれます。 チョークは既製品の小型ハネカム巻のものも使えます。 もし、高い周波数のゲインが不足するならば微少Cのホット側結合にて補います。 さて、前回の並三の写真を観察させて頂いたら、FM-AM 用バリコンなので、アースラグが各セクション毎に装備されており、同調回路のグランド側がシャフトで繋がってはいるけど、一応独立に構成できて発振はしにくいな、と安心しました。
アドバイス有難う御座います。私の頭の中では昔の高一の様に検波コイルの横に500回位ガラガラ巻き(幅を一定にして重ねて巻く)にした物をイメージしていましたが検波コイルの中に入れるとは大胆な発想です。検波コイルを分割巻きにして真ん中にチョークを入れたらどうなるでしょう?当地ではアルミのシャーシがありませんので片面のPCBを半田でくっ付けてシャーシーを作りました。バリコンのアース用の出っ張りは全て半田で付けてあります。PCBシャーシは華奢ですが加工が簡単でシールドなども必要に応じて直ぐに追加工事が可能です。
Andy Sugahara さん こんにちは。 分割巻きでも差し支えないと思います。 但し RF amp 出力との結合方法が固定になりますね。RF amp 出力=プレートコイルを検波同調コイルの中にスッポリ入り、ズラせる構造にすれば、受信周波数帯の低端でのL/C比低下=同調インピーダンス低下=ゲイン低下を補うための結合方法を最適化できるのかな、と思いました。既製品の高一コイルのプレートコイルは、例外なく検波同調コイルのコールド側に 5mm ぐらい離してハネカム巻きとなっていました。 誘導結合にて低周波数端のゲインを補い、再生コイルへの影響はさけようとしたものと思われますが・・・・定かではありません。
未だ、高一コイルに手を付けていません。やはり高一は手強そうです。アンテナコイルはバーアンテナ、検波コイルは小さなフェライトコアーを入れてLの調整をしようかなと考えています。ローカルだけですので再生はかけずHiFiを目指し、その代わり多少でも分離を良くするためにうださんのアイデアである検波の前にカソードフォロアーを入れようかと考えています。折角カソードフォロアーを入れるのでAVC付き高一が出来ないものか考えています。可能でしょうか?
Andy Sugahara さん こんにちは。AVC 付き高一ですね。 実は私、カソフォロ検波化した後に実験したのですが、RF 一段では効果はイマイチと諦め、記載する価値もなく、当該ページには記載しませんでした。 今回 Andy Sugahara さんのご質問に実はドッキリ、この際一部始終を「特出し」します。 グリッド検波の G1 動作は五球スーパーの二極管検波と同じです。「五ス」の AVC 回路を真似し、検波管の G1 抵抗に現れる検波出力の DC 分 =マイナス DC電圧 =AVC 電圧を長い時定数のフィルタ 1MΩ/0.5uF を通して RF amp の G1 に与えゲインを抑制します。五球スーパーの中間周波増幅段 (以下 IF amp) では IFT のグランド側から AVC 電圧を供給して、グランド側は時定数フィルタの C を兼用してナマのグランドに落としています。標準の高一では RF amp の G1 の DC 電位はコイル経由でグランドに落ちており、 IF amp 見たいにグランド側から AVC 電圧を供給するとなれば、大 C でコイルをグランドから DC 的に浮かす必要があり、若干のトラッキング誤差を生じて面倒です。そこで G1 入力をカップリング Cc=100p で一旦切り、G1 側から 100kΩ位のRF 信号モレ阻止の抵抗経由で AVC 電圧を並列供給・・・この方がよほど簡単ですね。結果ですが、高一ではゲインが足りず AVC 電圧も足りないらしいです。 五球スーパーでは周波数変換 (Freq Conv.) と IF amp とでゲイン十分、AVC がバリバリ有効。高一でも RF amp の自己バイアス発生カソード抵抗を限界まで減らし、シールドを万全にして、メカニカル連動の単連バリコンにてバリコンのシャフト=グランドを分けて結合を減らす等万全の発振対策をとり、RF ゲインを目一杯稼げば効果が認められるでしょう。さらに DC アンプによる AVC 電圧増幅、RF 二段化等、実験余地が幾つか残っています。AVC が有効だと、強力な受信波では離調した裾野ではコソコソ聴こえ、正しく同調するとAVC が効きゲインが抑制されて、若干選択度が低下したように感じられますね。
うださん、アドバイス有難う御座います。AVC付き高一の製作記事がないわけです。うださんの経験からして色々と実験が必要な事が分かりました。取敢えずコイルを作りイタズラをしてみます。何だか後に引けない様な感じですが駄目なときは「御免なさい」で許してください。