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オカルト 分科会掲示板


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ストッピング・ダイオード うだ@茨城 2011/10/05,05:56 No.1311
みなさんこんにちわ。 懐かしい「ストッピング・ダイオード」のお話ですね。

 これは出力トランスの電源側にダイオードを挿入し、一定の音質的効果を得るものです。 スクリーン・グリッドに挿入しても類似効果があるとされます。 有名メーカーの送信機終段スクリーン・グリッドにも適用例があるとか。 
 追実験された多数の方が効果・・・音質的影響を認めておられます。
 適用するダイオードはファストリカバリー (FRD) よりもショットキーバリアー (SBD) が効果的と、出力トランスの製造関係者の方から伺っています。
>> 訂正です。 うだ@茨城 2011/10/05,05:59 No.1312
誤り・・・動作としては電源側から見た場合に、
訂正・・・動作としてはアンプ側から見た場合に、
>> 効果? 村田@熊本 2011/11/09,13:11 No.1319
うださん、皆さん、こんにちは。
>リップル・フィルタ出口のキャパシタが吸収する信号成分を抑制し・・・
信号成分はキャパシタには流れない方が良いと言うことでしょうか。
キャパシタに流さない場合、どこに流れるループがあるでしょうか。
キャパシタに信号電流が流れても供給電圧が変動しないのが、アンプには
好都合(理想動作と言うか、この条件で設計する)ではないかと思います。
>> SD 効果 うだ@茨城 2011/11/09,23:48 No.1320
●ブッシュプル回路 (DEPP) の場合
 中点に挿入する「センターチョーク」は不平衡分を電源に吸収させず、押し返す効果があるとされています。 リップル・フィルタ出口Cを極力減らすのも類似の効果でしょう。 センターチョークの代わりのストッピング・ダイオード (SD) 挿入実験では低音が若干膨れました。 一次巻線が分かれた OPT ではそれぞれに SD を挿入したらさらに低音が膨れました。
●シングル回路の場合
>> Re:SD 効果 村田@熊本 2011/11/18,00:22 No.1321
うださん、皆さん、こんにちは。
SDの動作についてですが、これには逆電圧がかかりますか?
>> 可能性です うだ@茨城 2011/11/18,05:15 No.1322
SD への逆電圧発生・・・抵抗負荷動作では想定しにくいです。
スピーカ負荷動作では、与える特定の (たとえば音楽など過渡的) 信号にて、OPT および電源を含む電気的・磁気的・機械的な条件によっては発生可能性がありましょう。 雑音として聞こえるかもしれません。

>> Re:可能性です 村田@熊本 2011/11/25,16:43 No.1323
うださん、皆さん、こんにちは。
シミュレーションして見ますと、大きな容量負荷、最大出力時の入力電圧の20倍以上の入力で
プレート電圧が低くなったところでSDに逆電圧がかかります。
SDに逆電圧がかかる状態を作り出すのがなかなか難しいようです。
>> 別の可能性 うだ@茨城 2011/11/25,23:28 No.1324
こんにちわ。 スピーカの過渡特性が関係し、要素が多く判りにくいですね。
 PP 回路にては、センタータッブへのチョーク挿入またはリップル・フィルタCへらしにて、電源回路の定電流性が増して本来電源回路が分担する出力の不平衡電流成分が受け入れられにくくなり、その状態が OPT を通してスピーカ挙動に反映されるのではないか?と考えられます。
 スピーカ負荷の場合、PP 回路でのダイオード挿入にて低音が膨らんだ実験結果から、シングル回路にても類似現象の可能性が想定されます。 追実験例を参照すると効果不明および効果ありとに二分されます。 分かれる要素は不明です。
>> Re:別の可能性 村田@熊本 2011/11/26,22:56 No.1325
うださん、皆さん、こんばんは。
「PP 回路にては、センタータッブへのチョーク挿入=>電源回路の定電流性」は
分かりますが、「SD挿入=>電源回路の定電流性」が分からないのです。
SD挿入による歪の増加等のデータはありませんか。
>> 実は・・・ うだ@茨城 2011/11/27,01:44 No.1326
 いえいえ「SD挿入=>電源回路の定電流性」の提起ではなく「PP 回路にては、低音が膨れる効果が、電源回路の定電流性と何らかの関連性があるかもしれない」の次元でして、更に「シングルに拡張適用できる可能性」も実は?ですが。
 私のシングル・アンプでの SD 実験経過では、まず各種整流管を試し、6BY5/ 6AX4GTB 等は内部抵抗が高すぎ、6AS7-G(D接続)/ 6CA4 (各パラ電圧降下 1V 程度) でも NG、結局 1N4007 になりました。

 一般にインダクタンスが少ない OPT の方が SD 効果が顕著であり、また電源出口Cが巨大な方がより効果があるように感じられます。
>> 逆流防止 村田@熊本 2011/11/27,23:01 No.1327
うださん、皆さん、こんばんは。
詳細な議論は分かりませんが、「逆流防止」の動作をしているのでしょうか。
SDには音声信号の逆流防止をしていないと思うのですが。
SDは単なる非線形抵抗で、しかも負荷や出力管の抵抗に比較すると無視できる
程度ではないでしょうか。
>> 無視できない程度の可能性も うだ@茨城 2011/11/28,04:51 No.1328
こんにちわ

(1) 電源回路の影響
 音質への影響を考察した結果、ねらう効果は同一のようです。 
● 定電流性の電源:センターチョーク、リップルC減
  アンプ本体(出力信号源+負荷)に並列に接続して
  定電流性にて信号ループからアイソレート、影響を減らす
● 大C装備の電源:・・・リップル・フィルタ出口に巨大C
  信号ループに直列ながらパススルーさせ、影響を減らす

(2) 非直線性効果
>> 特に考えもせずに使って きました… せきぐち@舘林 2011/11/28,17:55 No.1330
お題目の ダイオードの件ですが 特に難しいことも考えずに 使ってまいりました。
2006年のA&Vフェスタの2A3にもその数年前から使ってきました。
いい感じで 動作してます。
エレキット:TU−879R(内田亭にあります)にも 使っています。何気にやって いたんですが 難しいことは、考えたこともないのです。
>> 電源回路の影響 村田@熊本 2011/11/29,12:27 No.1331
うださん、皆さん、こんにちは。
>(1) 電源回路の影響
> 音質への影響を考察した結果、ねらう効果は同一のようです。 
>● 定電流性の電源 ● 大C装備の電源
以上の効果は、常識的に言われており、分かります。
しかし、これらとストッピング・ダイオードとの関連が分かりません。
>> Re:電源回路の影響 うだ@茨城 2011/11/29,22:54 No.1332
こんにちわ
● SD なしの場合
 定電流性電源/大C電源ともに「信号に対する電源の影響減らし」の
 ネライおよび効果は類似のものと考えます。
● SD ありの場合
(1) 定電流性電源では、
 信号成分はアイソレーションされる前提、SD を電源回路に挿入しても
 SD 効果は少ないものと考えられるも、実験・確認を経ておりません。
(2) 大C電源では、
 電源回路は、信号に関しては近似的に大Cと SD にて構成され、
 SD 効果が現れやすいものと考えられます。
>> Re:電源回路の影響 村田@熊本 2011/11/30,17:48 No.1333
>● SD ありの場合
>(1) 定電流性電源では、
> 信号成分はアイソレーションされる前提、SD を電源回路に挿入しても
> SD 効果は少ないものと考えられるも、実験・確認を経ておりません。
定電流源に直列に何を入れても効果がないことは周知のことだと思います。
>(2) 大C電源では、
> 電源回路は、信号に関しては近似的に大Cと SD にて構成され、
> SD 効果が現れやすいものと考えられます。
出力回路全体には大CとSD以外に出力トランスのインピーダンス(負荷抵抗を1次側から見た値)
と出力管の抵抗が直列に入ります。
トランスのインピーダンスが2kΩ、出力管の抵抗が1kΩ程度とした場合、SDの
>> SD の抵抗値 うだ@茨城 2011/11/30,21:11 No.1335
こんにちわ
 SD に使う 1N4007 の順方向抵抗は、アナログテスターの抵抗レンジではテスターから 1.5V を印加して 18~19 オーム程度と出ます。
 そして 6CM5 シングル・アンプに SD として OPT の電源側およびスクリーン・グリッドに組み込んだ例では、無信号時状態にて Ip=55mA/Isg=5mA 程度にて、OPT の電源側・スクリーン・グリッド直列挿入のいずれも電圧降下は 0.7V 程度です。
>> Re:SD の抵抗値 村田@熊本 2011/12/01,10:17 No.1336
こんにちは。
ダイオードの抵抗Rd(接線の傾き)は動作電流Ifで変化し、凡そRd(Ω)=25.9/If(mA)です。
手元に教科書がないので間違った数値のときは、後に訂正します。
55mAでは0.47Ω、5mAでは5.2Ωになると思います。
テスターで抵抗を測定する場合、抵抗レンジにより測定電流が変わりますので、
これを利用して、電流による抵抗変化を大雑把ですが、分かります。電流値は
テスターのLI目盛で読みます。最近のテスターには、このLI目盛は無いかも知れません。
例えば、1N4007をT-50BZ(SANWA)で測った場合、33Ω@23mA、200Ω@2.5mA、1.5kΩ@0.26mAとなります。
>> SDの歪率への影響 村田@熊本 2011/12/14,11:10 No.1339
皆さん、こんにちは。
SDの歪率への影響を測定しました。
以前、SDの影響が聴覚で確認できるかを確かめた時のアンプが手元にありました。
6AK5、6BM8の超3結シングルアンプで、スイッチでSDを短絡するようになっています。
1kHzで1mW〜2Wに渡り測定しましたが全く同じ歪率でした。100Hzと15kHzのフィルターを
用いて10mW以下での歪率の変動を小さくしましたが0.001%の桁は少し変動しました。
測定環境:60Hz正弦波発振器+電力増幅器で100V。ディジタル表示の歪率計。
これは、聴感で違いが「ない」と言う事ではありません。「ない」ことは証明できません。

>> SDの歪率への影響 (2) 村田@熊本 2011/12/20,15:01 No.1340
皆さん、こんにちは。
ついでに、0.1mW〜1mWも測定しました。
0.01%の桁が変動しますが、SDありとSDなしで同じ歪率でした。
電源を商用電源に変更しても、雑音の影響は無いようでした。
商用電源電圧が103Vありましたので、最大出力側で歪が減少しました。
かつて無帰還アンプの周波数特性を測定した時、電源電圧変動による利得の
変動に難儀したので、今回は100V/60Hzを作ったのですが影響なかったようです。


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