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ハイパービアンス管で、カソード温度が±50℃、計算値と異なる場合、プレート等価電圧(Vp/μ)で±0.1V変化することになる。これは、Vg=-(±0.1)Vで打消し可能だが、完全には打消しができない。この例をFig39に示す。Fig39は、Vgステップ=0.4Vで、大きな電圧、電流変化時のV,I特性を測定したもので、カソード温度変化儺=200Kになる。
カソード温度を一定に保つことができなければ、V,I測定スイープ時間を、カソード表面の温度時定数より小さくし、速く変化させなければならない。
VIスイープ速度を上げれば、電子がカソードから持ち出す単位時間当たりの熱エネルギ量が減るから、カソード温度が減少するのを防ぐことができるということか。…結局、測定は手早く行えということなのだが。…でも、オーディオ周波数帯で使うと、こういう場面が現れるのだろうか。前回下の投稿で、WE350は?の質問もこの点に関してなのだが、これ以上の説明は記載されてない。