何となく、”Equivalent electrostatic circuit of Triode"が分かった。戦前のアメリカの”電子工学の基礎”なんて本からの知識です。そりゃ、Westernの300A,300Bが、開発されたのが1930年代だから、80年まえには解析技術はある程度確立していたのでろう。ポワソンやラプラス式で、ちょいちょいと解けるようだ。学部1年の後半か2年生程度の、電磁気演習程度のレベルで解けそうだ。いやはや、真空管も半導体も、静電界ポテンシャル解析だと似たようなもので違和感がない。
今時の電子工学の基礎は、半導体メインなのだが、その昔は真空管だったんだろう。真空管をコンデンサ等価し、Ipを求める式がある。ミソは、仮想格子面、G(ideal grid surface)とでもいうのだろう。この面をコンデンサの電極とみたてる。こんなアイデアはどこから来るのだろう???
結局、直熱管のポテンシャル分布は、重ね合わせの理を使って、@VGのみ AVPのみ BSpace chargeのみ そして、Cカソード電源 Vcのみの4ソース合成で、検討づけることができる…これで想像つきそうだ。