70年代、中学生の小生は当時の日の丸無線あたりで最新TRアンプを聴いたのでした。そのとき左右の1点で頭がくらくらするくらい引っ張られるポイントがあったのを今でも覚えてます。かなり刺激的ですが疲れる音でした。で、今は良くわかんないのです。あれほどの刺激は味わえません。うちのかみさんは方耳の聴力が弱いにもかかわらず、臨場感がわかるようです。どうも定位と臨場感とは違うようですね?
アフリカあたりの楽器で、小さ目の弁当箱大の共鳴箱に平たく固い金属が櫛状に並べてあり、指ではじくと音が出る楽器をご存知だろうか?この楽器、琴の音色の様にきれいな音がするのですが、実際には板状の金属で櫛を挟むような物がついてます。これを付けてはじくと琴の音色がノイズに変わるのです・・まぁきたない音・・歪み音です。でも、彼らはこの音に共鳴するらしいのです。そうするとピュアな音=歪みの無いきれいな音がベストとは限らないのでは?と疑問に思ったのです。
田村です。臨場感は確かに不思議ですよね。一般的なステレオ音響の定位とは明らかに違う要素が働いていると思います。例えばモノラルに近い録音や場合によってはモノラルの場合でも臨場感を得る事はできますね。それに、臨場感は頭の向きに関係ないと思います。近いと思われる感覚に音離れや浸透力(浸透圧ではない)等と言われている要素がありますね。以前にも話題になったのですが、歪と帯域を中心に聞いている人と、臨場感を中心に聞いている人と二つに分けられましたよね。
高橋さん、田村さん、みなさん、こんにちは。>ピュアな音=歪みの無いきれいな音がベストとは限らないのでは?<<私も歪む音が大好きなんです。以前KT88sで負帰還量をVRで調整、色々ソースを聴いて好みの音に近づけました。負帰還量をかなり減らしたところで決まりました。負帰還を掛けすぎた奇麗な音は「面白くない」という人が割りと多いみたいですね。歪の無い音に憧れ、手に入れると詰まらなくなる。こいうことの繰り返しかもしれませんね。大きなアンプばかり自作していると小さなアンプを作りたくなる。人間のサガと言えばそれまでですが・・・。
皆さん、こんにちは。ご存じのように、負帰還量を変えると、歪みだけでなく他の特性も変わります。特に出力抵抗の変化は、アンプの周波数特性を変化させます。これは再生音の音域バランスを直に変化させますので、聴感では歪みより、この変化が大きく感じられるのではないでしょうか。
>周波数特性を変化させます。これは再生音の音域バランスを直に変化させますので、聴感では歪みより、この変化が大きく感じられるのではないでしょうか<<村田さん、そうです。低域ボアボア、高域だら下がりです。これがですねフォステクスの16cmフルレンジの低域貧弱、高域張り切りすぎのSPにピッタリ。トーンコントロールなしで、思わず笑顔がこぼれる好みの音で歌ってくれます。割れ鍋にはドジ豚アンプですね。
>村田@熊本さんへ私は持っていないのですが、昔ギターアンプにダンピングファクターを連続可変出来る物がありました。0.1-4まで可変出来て4でJazz向き 0.1でRock向きとの売り文句でした。
一庵さん、みなさん、こんにちは。今度、LM3886でアンプを作るときには、電圧帰還と電流帰還との割合を連続可変にしてみたいと思います。電源はスイッチング電源で。サブシステムで10cm+TQWTスピーカをTU870で駆動していますが、このアンプはDFが2以下でよく低音が出ます。更に、このアンプの帰還部の0.1uFにパラに10uFを追加して低域を増強しました。私のような低音大好き人間にはDFによる音質調整が必要のようです。
》私のような低音大好き人間にはDFによる音質調整が必要のようです。よくよく考えると、接続するスピーカにより、音が変わってきますから賛否両論のメーカー的にはつけたくない機能ですね。