4CX250Bシングル・ステレオアンプははじめ単段でしたが、実際に鳴らしてみるとどことなく頼りない音に我慢できないために5M−HH3のPP回路をドライバーとして追加しプレート電圧を一気に80Vに引き上げました。これにより納得の行く音で鳴ってくれています。プレート電圧を上げたことで今後このアンプにアクリルで保護カバーを付ける予定です。しかし、冷却ファンが効いているようで発熱はそれほど増加していません。 それから、右の写真でおわかりのように5M−HH3のドライバーはOPTにメッキ線を使って直接取り付けてあります。なんとも簡単にドライバーが追加できましたので愉快であります。で、このアンプは関西例会に持って行くことにします。
このアンプを関西例会で鳴らしましたが、最初は調子よく鳴ってくれましたが,時間が経つにつれてどうも音が濁ってきました。やはりドライバーの5M−HH3への電流が大きくて終段との間に入れてあるトランス(ST-17A)が飽和しているようでした。ということで改善策として、このトランスもうひとつパラレルに追加して飽和から逃れるとにしました。そうすると予想通り時間が経っても音の濁りは発生せず。調子よく鳴ってくれています。なお先の紀伊半島沖の震源の地震でこのアンプは棚から落ちましたが、幸いにも電源とアンプをつないでいるコードが途中でひかかってくれましたので破損せずに済みました。