外道ファンのみなさん、こんにちは大阪熊取の村嶋です。最近はちょっとご無沙汰でした。ところで、最近の暑さにまいってしまいそうですが暑いときこそ熱くなるものをなんてスポ根のマンガみたいに面白い実験をやってみました。 写真に示しましたように、EIMACの4CX250Bを使ったシングルアンプの実験です。4CX250Bは本来の使い方ではとてもお手軽になんて言えませんが、そこは外道的にこれでほんとうに音楽が聴けるのかと試してみました。 ご覧のように4CX250Bは全くの剥き出しです。しかしプレートには24Vしか掛けてありませんので、実際にプレートに触ってもビリビリきません。それから、発熱に対しては後ろに冷却ファンを置いて冷やしながら動作をさせています。4極管ですから、G1に+5Vを掛けて電子を流れ易くして、G2に音声信号を入れてあります。G2にも+5Vを掛けてあります。これでプレート電流はなんと!5mA流れているではあ〜りませんか。入力の音声信号のレベルを上げるとみごと鳴ってくれました。さすがに6AU6や3A5とは違って力のある鳴り方でした。う〜んシングルでこれだけ鳴るのだからPPではきっと・・・・期待が持てます。今回はあくまで実験ですが、いずれキチンとしたアンプにしてやろうと考えています。とにかく飾り物としか思っていなかった球が使えることがわかり嬉しくなっています。まだ他にこの手の球がありますので試して行こうと思っています。
このクラスの球だとカソードエミッションだけで出力取れませんか?。こういう大型球は持っていないので実験できないのですが、さすがに無理でしょうか。
真空管はどんなに大きくても原理は小さなMT管などとなんら変わりはないのですからEP=0V(カソード側も0V)では実用的な出力はとれませんね。
増幅ではなくて、熱電子をグリッドとプレートで分け合う比率を変えるだけになってしまいますね。