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外道分科会掲示板


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画像タイトル:4F21 -(44 KB)

初めての直熱管 内田@群馬 2006/02/04,23:12 No.532
以前から欲しかった直熱ヒーターの送信管を遂に手に入れました!
眺めているだけでも十分満足出来ますが出来ればアンプに使ってみたいと思っているのですが、解らない事が多くて多くて、と言う訳で外道分科会の皆様のお知恵を拝借したいのですが、よろしくお願いします。

疑問その1:
この4F21(4-125A)などの4極管を3結で使いたいと思うのですが、そもそもこの球での3結は可能なのでしょうか?、可能とての話なのですがプレートの最大定格電圧に比べてSG電圧の最大定格電圧がかなり低いのですが、3結にした場合のプレート電圧は4極管としてのプレート電圧より低い電圧で動作させなければならないのでしょうか?

疑問その2:この球はジルコニア塗付プレートのノーゲッターだと思いますが、ジルコニアの効果を発揮出来る最低動作条件(プレート損出)なのですが、データシートの動作例にある無信号時のプレート損出以上での動作が必要と思いますが、それだとパワーで出過ぎなのでもっと軽い動作をさせたいのですが、ジルコニア塗付プレートがそのが効果を発揮出来るプレートの下限温度はどのくらいの温度なのでしょうか、動作例の場合は結構余裕をもっての動作になっていると思いますので、下限温度が解れば放射温度計でプレートの温度を測りその下限温度近くで動作させパワーを絞りたいと思っているのです。

この球を常用アンプに使う為にはかなり高いハードルを沢山超えなければならないのですが時間をかけてチャレンジして行きたいと思います。
>> 3結は可能です 村嶋(泉南郡) 2006/02/06,15:01 No.533
内田@群馬さん、こんにちは大阪の村嶋です。4F21のことでお尋ねのようですが、この球を3結で使えるかについてそれは十分に可能です。3結の方法はG2(SG)とプレートをつなぐ通常の方法と、G1とフィラメントをつなぎG2に入力を入れる方法とG1とG2をつなぎそこに入力する方法とがありますが、多分通常の方法をお考えだと思います。そうなると当然G2の規格で制限がありますので注意が必要です。この4F21の規格はご存知のようですが、AB1動作でEPが3KVでG2は600Vということです。これはあくまでPPで最大の規格となりますので、もしシングルで1KV前後でお使いのようでしたらそのままつないでも問題は無いと思いますが、SGの容量は20Wとなっていますのでこの方法ではできたら抵抗によりEPより少し低くした方がよいかと思います。プレート電圧はなにも3KVで使うことは無いと思いますが、内田さんはどのようにお使いの予定でしょうか。
 それからジルコニュームの件についてですが、ジルコニュームがガスを吸収し始める最低の温度は200℃となっています。この手の球でしたら100W程度の入力でプレートが加熱してオレンジ色となってきますが決してオーバーロードではありませんので慌てないで下さい。
 さて、送信管の使用は単に受信管の延長だと思わない方がよいです。高電圧を扱うご経験があればよいのですが、大変危険が伴います。また真空管の使用で大切なのは冷却です。これも軽く考えない方がよいです。送信管の発熱は半端ではありません。ということでもし初めてでしたら製作はお勧めできませんが、使用に当たっては自己責任の上十分にご注意下さい。
>> 無題 内田@群馬 2006/02/07,22:56 No.534
村嶋さん、こんばんは、詳しい説明ありがとうございます。

G1とG2に信号を入れる方法やG1とヒータを接続する方法とかは初めて知りました、大変勉強になりました。はじめはG2とプレートを接続すると耐圧が600Vに下がってしまうでG1にバイアスを加えG2に信号を入れるA2級シングル動作にしないと無理かなと思っていました、でもそうなると駆動回路がかなり大変だなあと悩んでいましたので、普通の3結が可能と言う事で安心しました、でもG2に信号を入れA2級シングルという動作にはちっと魅力を感じるのですがまずは、A1級シングルで動作させたいと思っています、プレート電圧も1Kv前後でも動作可能と言う事で予想より低い(と言っても十分高圧ですが)ので通常の部品が使えるのでなんとかチャレンジ可能と思えるようになりました、プレートが赤くなる事が普通と言う送信管は受信管とは全く別の電子部品と思った方がよさそうですね、放熱は確かにヒーター点灯だけでも受信管とは比べ物にならないほど高温になるので想像はしていましたが、あの小さなサイズで100W以上の発熱は相当ですから覚悟しておきます、また嶋村さんに心配して頂いた高電圧ですが、経験は仕事で使う静電耐圧試験機を使って制御機器の静電耐圧を測るぐらいです、回路に高圧が掛かり構造や配線が悪くて思いもよらない所でスパークする装置の耐圧を上げる事はなんとか出来ますが、高圧回路自体は未経験なので、事故防止対策が最重要課題と考えています、ですから感電事故防止の観点から各種の電圧や電流をケース開けずに測定調整出来る無線用リニアアンプみたいな構造にしなければならないと考えております、しかし、アンプ作り自体経験が少ないので、この球によるアンプはまだ随分先になりますが、じっくり時間を掛けて挑戦したいと思いますので、時々相談させてください、お願いします。
>> 人体に安全な回路 花田@富山 2006/02/08,08:23 No.535
内田@群馬さん、こんにちは。

送信管などの高電圧を扱うアンプの場合、人体への安全は最優先ですね。
私の灯火アンプのようにトランスドライブで良ければ、トッププレートの対シャーシー直流電圧を0V程度とし、カソード側をシャーシーに埋め込む方法は如何ですか。
>> 無題 内田@群馬 2006/02/09,00:18 No.536
花田さん、こんばんは。

なるほど、その手が有りましたか、プレートが高圧で無いというと気分的にも安心出来ますし、トランスの使用も、駆動回路が故障しても高圧が入力端子にかからない様に入力には絶縁用にトランスを入れようと思っていましたのでトランスの使用は問題ないのです、花田さんの灯火アンプのようにOPT逆接なら超高価なトランスを使わないで済みリーズナブルですしね、回路方式の候補に入れたいと思います、ありがとうございました。
>> 少しでも安全になれば 花田@富山 2006/02/10,08:26 No.537
内田@群馬さん、皆さん、こんにちは。

ご参考になれば幸いです。少しでも安全になれば と考えました。
但し 交流電圧は発生しますので、トッププレートには絶対に触ってはいけません。念のため。


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