RASDAC+ PRO基板の動作について今回のDAC基板は、HiFiBerry DAC+ PROを見本にし、それを改良して、ラズパイとDACがアイソレーターで信号は全て絶縁されるようにしたものです。今までのラズパイでのDACでは、クロックがラズパイで生成され、どうしてもジッターが大きく再生音に影響が出てきてました。DAC側に専用でクロック系を載せ、DACがクロック系のマスターとなるのが味噌です。I2SのLRCLK、BCLKは単方向、DACからラズパイへ送り込みI2Sのデーターは単方向で、ラズパイからDACへと成ってます。MCKはラズパイからはださなく、DAC基板上のXT1、XT2を使うので、R7を実装せずにおきます。DACとの制御はI2Cで行われておりI2Cのクロックは単方向で、ラズパイからDACへI2Cのデータ双方向では、ラズパイと、DAC間で制御データーのやり取りを行ってます。基板上には、DAC動作確認のためにLEDは3つあります。LED1(赤)は、44.1kHz系の基本になる22.5792MHzの水晶XT1が動作中は点灯LED2(黄)は、48.0kHz系の基本になる24.576MHzの水晶XT2が動作中は点灯LED3(青)は、DACがマスターにでなる条件を確認できた場合に点灯します。ラズパイから制御では、起動時にDACのXT1を動作させ(XT1点灯)、SCKに発振信号がが来ていること、動作をとめて、SCKがなくなること、XT2を動作させ(XT2点灯)、SCKが確認できることこれで、DACがマスターにできる条件が確認できたので、LED3の青を点灯させます。XT1とXT2の動作が確認できないと、+PROとして認識しませんので、I2S経由での音は出ません。オプションで追加する、周波数表示は、LRクロックの周期を計測して、各周波数のLEDを点灯させてます。起動時には、各LEDを順次点灯させて、点灯確認を行えるようにしております。
Volumio2でのDACの設定は、プレイバックオプションで設定しますが、HiFiBerry DAC+ PRO は、無いので、HiFiBerry DAC Plus に設定して下さい。ソフトで、DAC側にマスター機能が確認できるとHiFiBerry DAC+ PROと認識されます。その他の再生ソフトは・・・判りません・・・