折りたたむ
使っている球は100THというEIMACのPa=100Wの直熱3極管です。こんなものをラインアンプになんて・・・・どこかトランスをたくさん使う有名人のようでもありますが、でもその人も直熱一発の発想は無いように思えます。実はこのラインアンプはゼロバイアスの低電圧使用単段アンプです。お〜っとなにやら物議を醸し出しそうな予感!まあなんと言っても大阪で言う「イチビリ」ですから常識はアッチャへ置いておきましょう。
しかし、ラインアンプである以上はそれなりの工夫をしています。100THはその構造上ハーモニクスノイズに弱いので、球のベースをクランプでガッチリ締めてあります。それと、振動の伝わりを低減させるためワザと中空に球を配置してあります。これで実際にメインアンプをドライブしているときにこのアンプをたたいてもハウリングは起きません。但し、どうしても球の自身の振動による音は小さく出てしまいますが・・・。それから、単段アンプの低電圧使用ということでゲインは自ずと低く、特にNFBは掛けてはありません。まあ直熱管のそのものの音で、なんとなく鳴っている音に心が和みます。
ということで、大会ではどのような結果になるかが楽しみです。