マジックアイ
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ほとんど秋葉原にはマジック・アイは残っていないらしい。...
というメールがラジオの製作を趣味にしている友人から届いた。
何で、そんなモノがなくなるの?と思ったが、どうやら雑誌の製作記事の影響らしい。 マジック・アイはラジオの同調指示用のデバイスであり、オーディオには直接関係無いはずである。
どうやら雑誌の記事をコピーするために買いに走ったみたいである。でもオーディオで使うならマジック・アイは飾りである。飾りまで正確にコピーし、しかもストック分まで買ったらしい。
一部の、と言いたいが、真空管アンプの製作を趣味にしている人のこだわり?(というか分別)とはその程度なのだろうか。
あるパーツショップの店主は、以下のような事があったそうでオーディオ用の真空管等は置かないし、売りたくないと言う。 以前、はじめて来た客が、真空管の箱の中を見せろと言って、全部開けさせ、その上、気に入らないからと何も買わずに帰った。そんな事が何度かあった為、頭に来て以後オーディオ関係の球やパーツを置くのはやめたと。
マジック・アイも、多少曲がった球も音には何の関係も無いはずだ。それを我先にと買い漁ったり、見た目の綺麗なのを選んだり。全く節操を失って、歪んだ文化の貧しさだけが目立つのである。
1999/06/28
田村
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