コラム−A&Vのすすめ−
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私がオーディオにのめり込む原因となったのが、ある販売店で見たマルチch再生の映画でした。それまではビデオをステレオに繋げてささやかな臨場感を楽しんでいたのが、DVDの5.1chディスクリート記録の圧倒的な迫力のある臨場感!!を目の当たりにして、こだわり屋の火がつきました。自作は自分の住環境・趣味に合ったシステムを構築するため、スピーカー、アンプを少しずつ進めていきました。現在のシステムは少々大きくなり過ぎで、当初の目的を逸脱した感がありますが「趣味」と言う面では満足しています。今では超三で5chアンプを作ってしまいました。
私はスピーカーにALTECを使っています。映画を見るために聞いたいった結果これになりました。ALTECのシリーズには劇場用も有り音づくりはマッチしているようです。もちろん音楽も聴きます。PAと言われますが不満に思ったことはありません。AVはピュアオーディオ派からは何時でも異端扱いされてしまいます。音声の圧縮記録やメインが画像であることなどが原因でしょう。しかし、映画の中で音がどれだけ重要であるかと言えば、セリフ・環境音・爆発音?などの音がリアルでなければ感情移入できないと思います。音声のセッティングのために自分流のチェックディスクがあります。セリフは男性はモーガンフリーマンの野太い声、女性は「イングリッシュペイシェント」の冒頭の歌声。包囲間は「フラッド」の雨音。重低音は「アポロ13」の発射シーン。5chの繋がりは「ジュマンジ」のエンド間際の爆音が順に回るシーンなどです。それらが2chでなく5chから出るのです!セッティングは半端じゃありません。またそれが楽しいのですが...。一度どこかで見て聞いてみてください。DVDの高画質・マルチchは決して毒はありません。毛嫌いせずに食べてみると結構珍味かも...。
最後に、最近の映画館!!頑張りなさい!!!画・音が貧弱で椅子が座りごこちの悪い映画館が多い!!!ホームシアター(うちは寮シアター)が普及したら映画館が潰れます。
1999/10/09 左藤