ジャンクで遊ぼう!

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☆☆☆JUNK is MILITARY☆☆☆

昔(30年ほど前)の秋葉原には、ベトナム戦争の最中でしたから米軍のジャンクが大量に出回りました。今思えばあの頃買っておけばよかったと思うものばかりです。高耐圧のマイカーコンデンサやソケット。真空管も最後にWの付いた規格の物がありました。秋葉ではないのですが、アメ横で米軍の背嚢を300円で購入しました。しっかりした作りで防水シートの長い縁がついてましたが、ペンキで名前とかを消した後がありました。これ持ってた人はどうしたんでしょうね・・・・
70年代の秋葉原はTRやICの基板がたくさんありました。恐らく何らかの理由で製造を中止した家電品や産業用のプリント基板が大量に出回っていました。今「秋月電子」で有名ですが、その昔「信越電子」その前は・・・忘れました・・では掘り出し物の電源やわけの分からない最新の半導体デバイスが売られていましたが、今でも盛んなようですね。あの界隈には結構ジャンク屋があって、みてるだけで飽きなかったですね。

ジャンクとギャンブル

ジャンクは「買う」より「釣る」感覚です。投資した金額に見合った効果を求めるにはちゃんとした部品や製品を購入すべきです。ですからジャンクは一種のギャンブル的要素があります。最近は私の住む地方都市でもリサイクルの関係からか大きな中古屋チェーンがあります。6AN5の筐体に使ったリサイクルアンプもここで釣ったジャンク品です。このLo-Dのアンプを買ったときも店員さんが心配そうに「これジャンクなんですけど・・わかりますよね」と言ってきました。よく聞くと持ち帰って動作しないと言うクレームが結構あるそうです。この店では委託販売の中古品や新古品の売り場もあってそれなりの値段が付いています。ジャンクは一種のゴミですから、やはりそれなりの値段が付いています。そのゴミの中から使えそうな獲物をGETするのが楽しみなんですが・・・TRアンプのたぐいは回路も単純で、パーツ取りに最適ですからあっという間に無くなります。今多いのが80年代前半迄のチューナーとテープデッキ(カセット)です。ラジカセが新品で安く買える時代ですし、PLLのチューナーが当たり前の現代では無用の長物・・・そのままゴミとして処分するケースが多いそうです。短波ラジオを作ってみるのも面白いかもしれません。筐体だけ使ってもかっこいいですね!

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