1.「まず記事の配線図をグラフ用紙等に清書する・・・これで回路の特徴を覚える事が出来るので、怪しい記事を見破れる。」
2.「この為には日ごろ興味のある記事の回路図を書き移す癖を付けておく」
3.「製作記事も良いが、実際に作ってある物を見せてもらう・・OB、OMさんとはうまく付き合う」
4.「部品は合理的に出来ているから、その特徴を考えれば自然と配置が決まってくる」
確かこんな事だった様な気がしますが・・・
そう言えば当時のヒット商品にトリオのTX-88Dと9R59Dというのがありました。これはキットの送受信機でコードの色分けがなされたすばらしい実体配線図が工程毎に付いていました。でも恐いOBの一年後の先輩は10数箇所の誤配線があったようで、当時は笑い話になっていた記憶があります。
また、高一中二を作った先輩は回路図だけを頼りに・・・トリオのコイルパックの回路だと思いました・・力作を披露しましたが、発振してました。さすがにベテランのOBが一目見て「真空管のソケットってなんで斜めに付いてるか知ってるの?」と言いました。確かに先輩の機械は全て真横に一列で、斜めじゃありません。「MT管は大体ピンが同じだろ!そうすると前段のPに対してGを向けるとその反対側にPが来て並ぶだろ!こうやって行くと斜めに並べるのが合理的なんだよ・・例外はあるけど・・」先輩は全部のソケットをOBに指摘されて直していたのを覚えています。
受信機のIF段の様に60dBものゲインを多段で稼ぐ場合、配置とシールドはかなり重要です。そう言えばこないだのOFF会で6RP22のソケット配置に首をひねってる人がいましたが、恐いOBの鉄拳教育があったものですから、球の印刷が同じ向きできれいに並んだ配置が出来ないんです。
そう言えばBMの会の皆さんはとっても自由にいろんなスタイルで作ってますね。建売住宅じゃなくてテントやバラックでも個性たっぷりの住居という感じですね。でも合理性とかしっかり押さえてあるので音もすばらしいです。
1999/06/19 高橋
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