とりあえず何か作りましょう!>自作のすすめ

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ひょんな事からコリンズのKWM−2に田村氏のSD又はLNRにあたるダイオードが
G2に接続されている事を昔の雑誌で知り、Radio_MLに投稿してみました。
直接ラジオとは関係ないものの、回路図を調べてくださった方や様々なご意見をいただ
き、あらためてインターネットの素晴らしさを知らされました。
思えばSSBは私が子供の頃短波ラジオをいたずらしてて、初めて出会った「モガモガ」
でした。ラジオが2台あると復調できると聞いてビートを取りながらドナルドダックに
似た声が聞こえたときは感激物で、今でも覚えています。
SラインとかKWM−2は当時も今もあこがれの機械です。

当時のOM達はこの機械の回路をなめまわし、御自分のマシンに取り入れ、改良し安定の
良い高品質な電波を出し、より高感度、高S/Nの受信機を目指したのだと記憶してます。
当時のハムは自分の出す電波の質と耳の良さで実力はわかってしまい、口の悪いOMさん
達によく怒られたものです。・・・電波は公共のものですし、結構迷惑だったのでしょう。
でも当時ビギナーだった私を育ててくれたのもOMさん達で、技術的にも物質的にも
様々な形で応援していただきました。最近はちょっとしたKnow-Howでもサイドビジネス
にしたり、HowToにしても有償で教える時代のようですが、あの頃は単に共通の趣味や
問題を抱えている仲間意識だけで知識・技術を共有していた時代のようです。

なぜかBMの会の皆さんと接すると、あの頃・・・自作が当たり前の頃・・・のHamScene
を思い出すのは私だけでしょうか・・・

私にとっての超三回路は当時の自作送信機にあたります。しかしながら当時はまともな
電波を出せない演習器材に終わった送信機ですが、超三は他人に聞かせたいぐらいです。
もっといろんな球で経験し、更に満足の行く音・・・もっとも自己満足ですが・・
を作りたいと思います。


1999/05/26高橋

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