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手作りアンプの会 九州大会

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九州は猛者ぞろいでした。

2000年8月5日


 いつもMLでお馴染みの村田先生の主催で九州で試聴会を開く事ができました。村田先生のお勤めの大学の教室をお借りして6人の参加でした。集まったアンプは合計12台でした。

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教室は広かったですが、ライブで結構鳴らしやすかったと思います。当日仕上がったアンプを持って参加された方もいます。
時間もたっぷりあったので、じっくり聞く事ができました。

当日使用したスピーカーです。黒いのは有名な1000モニです。オレンジ色のネットがかかったSPは村田先生手製のSPです。これがとても良く鳴っていました。
スペアナを使ってダクトのチューニングをされたそうです。ダクト臭さの無いSPでした。

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ネットを取るとこんな感じです。フォステックスの10センチにツイーターを組ませています。バックロードではなく気柱共鳴を使った方式です。
SP形式はTQWT(Taperred Quater Wave Tube)1/4波長気柱形<−−村田先生よりコメント
1000モニはパワーが無いと鳴らないと言われてますが、不思議な事にちゃんと鳴ります。部屋との関係でしょうか。

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演奏中の様子です。良く鳴ります。私の小型アンプでも大丈夫なぐらいです。台にはキャスターが付いていて移動が楽だったりして。

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アンプ談義も活発に行われました。皆さん、自宅ではホーンシステムをご使用とか、既にやり尽くしてその結果の自作だそうです。
只、部品の入手が大変だそうです。

登場したアンプの紹介

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村田先生のTU870です。何と同じ外観で4台ありました。オリジナルと超3、帰還管を抵抗に変えた超抵抗、あと不思議な音のするアンプが一台。この一台あまりに不思議な音がするので、中身を聞き出した所、上の球は飾りで、中身はICアンプでした。(先生なかなかやりますね)左の写真は超3アンプの内部です。電流源に6AU6を横にして内蔵しています。ICアンプも含めて良く似た音がします。良く聞くと超3と超抵抗の違いを聞く事ができますが、慣れないと区別はつかないでしょう。
その他、村田先生に関してはいろいろありますが、ご自分のHPを計画されているとの事ですので、その時のお楽しみとしましょう。

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城山さんのEL34超3アンプです。真ん中に飛び出したのは、電源トランスです。非常にパワフルで参加したアンプの中では別格でした。
良く練られたシャーシ配置で完成度の高いアンプです。下に付いている冷却ファンの回転制御まで付いており、細かい所まで神経が行き届いています。このアンプお寺で開かれた夏休みコンサートにも単身参加しています。城山さん宅も凄いと聞いています。今度ご紹介願います。

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出来立てほやほやの横山さんの6BM8超3アンプです。超3らしい鳴りっぷりです。当日のの朝完成との事です。これからもガンガン作って下さい。

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緒方さんの6BQ5の2段シングルアンプです。部品が金満でした。
まだ調整中との事で本調子の鳴りではありませんでした。
と、書いた所、緒方さんより部品はほとんどジャンクとのコメントを頂きました。結構良い部品でしたよ、ほんと。

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村田先生のバッテリー駆動のICアンプです。三土会に見えられた時に購入したICアンプですね。この、ICアンプどこに行っても人気です。

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岸田さん製作のイコライザ。レコードプレーヤーが無かったので鳴らしませんでしたが、イコライザアンプです。チープなケースと豪華な部品です。次回は聴けるでしょうか。

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村田先生の同僚の中原さん製作の金田式A級30Wアンプです

皆さんは非常に熱心で、私も感化されて帰路につきました。九州の皆さん、これからも宜しくお願いします。来年はトラ猫さんが行きたいと言っていました。私もまた行きたい九州です。
村田先生、宿の提供ありがとうございました。ご家族の皆さんに宜しくお伝え下さい。


おまけ映像

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順に熊本空港、大学の構内、特急つばめ、上熊本駅

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帰りに博多で西込さんにお会いしました。氏の職場のスタジオに押しかけていろいろと近況を伺ってきました。このスタジオのスタッフの人たちの間で西込さんの努力で超3が密かなブームとの事です。

2000/08/30 田村