石田さんが山中湖合宿で、WM-61Aを使ったスピーカー測定用マイク作りと、スピーカー測定の応用をやるということなので、NJM2115Dを使ったマイクアンプを作ってみました。また、比較用にWM-61A改マイクも作ってみました。WM-61Aは6年も前に買ってあったのですが、山中湖合宿に向けて重い腰がようやく上がって、やっと形になりました。通常の使い方をしたマイクとどのくらい違うのか試してみたいと思っています。
FET起因の2次歪みをどうとらえるか、でしょうか。 WM61A改で雷を録音した時は、出力が(恐らく)1V以上だったので、"改"でないとFETのピンチオフでクリップすると思います。が、そんな大音量で使いませんよね?
そのあたりを知りたくて作ってみたというのもありますね。ググッてみても、動作電流などの情報が少ないので、コンデンサの極性をどうするか悩んでしまいました。電源電圧が9Vの条件ですが、ソースに入れた10kΩの抵抗に2.5Vくらいの電圧が出ていました。これだと、雷の音でも大丈夫ですね。
以前、WM-61AやWM-62のIdss(?)を調べましたが、0.2-0.4mA位でした。2SK123の規格通りだと思ったと記憶しています。
エレクトレット素子がバイアス電圧を供給していると信じ込んでいたので、改造マイクではIDSS以下の電流が流れると思っていました。ゼロバイアス動作なんですね。このあたりは、実際に使ってみないと分からない・・・・。私だけなんでしょうかね
私も、最初はわけがわからず、カプセルの中のFETで差動を組んだり、とおバカなことをやっていました。 が、内部のFETの特性を測ってソースとゲートが大抵抗で繋がっている事がわかってはたと気が付きました。放っておくと、そのうちソースからゲートへ電流が流れてソースとゲートが等電位になってしまう、つまり、Idssになって落ち着きます。 時定数は、ゲートの漏れ電流と大抵抗によるソースからの電流の和とカプセルの容量(?)で決まるんでしょうか。0.1Hz以下と思いますので、気にしなくてもいいと思っています。 それから、Idssのばらつきですが、手元に残っているもの20個の(昔取った)データを見たら、小は0.17mAから大は0.52mAまでありました。2Sk123だとするとデータシート上は95-480μAですから、温度が高い時にでも測ったんですかね。 いずれにしろ、0.2-0.4mAというのは大ウソでした。すみません。